パートナーの外来診察
一昨日はパートナーの膀胱がん内視鏡検査に同行しました。初発後1年で再発し、再手術。再発してからの3年間は3ヶ月に1回ずつ検査していましたが、3年を過ぎてから半年に1回になりました。現在、再発から4年と少し経ったところです。
前回は昨年の7月でした。検査は膀胱の内視鏡検査と尿検査(細胞診)です。前回は、内視鏡検査ではきれいです、と言われたのに、細胞診で「クラス3」が出てしまい、再検査を受けました。パートナーもそのときは再再発を半ば覚悟していたようでした。私も今後についていろいろと考えていました。
幸いなことに、再度の尿検査で、クラス3ではなかったことが判明し、2人でホッとしました。それが昨年の7月。半年経って、また同じ検査です。
彼が通っている病院は大きな大学病院。朝8時前から検査の人が並び、おかしな話ですが、活気さえ感じられるほどの混雑です。泌尿器科の待合は年配の男性が多く、乳腺外科とは全く違う雰囲気です。
内視鏡検査が済んでしばらくして呼ばれ、2人で診察室に入りました。内視鏡の結果はきれいです。とのこと。ホッとしました。細胞診の結果はまだわかりません。「前回あんなことがありましたからね。何かあれば電話しますよ」と、爽やかな白衣姿の主治医先生。「今年もよろしくお願いします」と挨拶して、診察室を出ました。
パートナーが「大丈夫」と言われると、自然に頬がゆるみます。大丈夫と信じていても、実際に大丈夫と言われると本当にうれしく思います。
「4年ですねぇ、早くも」と主治医先生。「5年間再発がなければ、そのあとは、検査は1年に1回でいいと思います」とのこと。本当にそうなってほしいです。毎日が激務のパートナーです。ちょうど働き盛りの年代と言えばそれまでですが、体内環境に良くない生活を続けています。心配をしながら見守っていきたいと思っています。お互いに、心配をしながら見守り合っているという状況です。
中年を過ぎてから出会った私たち。たまたま同様の病気を抱えて、支え合って生きていくことができ、本当にありがたく感じています。