子宮と両卵巣全摘手術からはやくも1年
2月は2年続けて入院していて、この時期に自宅にいるのは2年ぶり。
2010年2月は乳房再建、2011年2月は子宮筋腫の全摘手術だった。
そのころはちょうどブログをお休みしていたのでリアルタイムでの更新はしていないが、ブログを再開した2011年9月のエントリーにいくつかそのときの様子を思い出して書いた。
私の手術の特徴と言えば、乳房再建で開いた、おへそ下の長い横一文字の傷を1年ぶりに開いて、そこから子宮と卵巣を取りだした、というところ。通常はおへそ下から縦に切るところを、「十文字はいやだ」という私の希望を、形成外科主治医Y医師が、婦人科主治医T医師に伝えてくれ、2人体制での手術が実現した。これも、自家組織で再建している私にとっては、大切なことだった。
子宮と卵巣がなくなったので、「婦人科はこれで卒業だね」と言われて、退院後1回だけ外来診療があったが、それ以降は検診もない。…もう、見るところもないということ。それ以降の乳がん治療の変更や副作用については今まであちこちに書いてきた。
退院間近にひどい蕁麻疹が出て退院が伸びたが、手術後などに蕁麻疹が出ることは珍しいことではないということもそのときに知った。人間のからだは本当に繊細にできていると思う。
形成外科主治医Y医師は、「そうなんですよ。人間のからだがきちんと動いていることは実は奇跡に近いんですよ。誰でも何らかの不具合があってもおかしくないんですよ。」とよく言っていた。
昨年2月21日子宮と卵巣全摘手術。最初の3日間は痛みが強かったが徐々に改善。退院間近の蕁麻疹のために入院が少し長引いたが3月3日の雛祭りの日に退院した。1年経って、穏やかに過ごせていることに感謝の気持ちでいっぱい。