胸が痛くて形成外科受診
2週間前に満員電車で胸を押され、非常に痛い思いをした。つかまり棒につかまっていて、左胸のろっ骨付近を非常に強く押された。けっこう騒いでしまった。でも、誰も何も言ってくれなかったのだが。「大丈夫ですか?」とは誰も言ってくれなかったのだが。
そして、この2,3週間、胸の痛みに悩まされた。先週の週末は学会でしばらく先生は休診。私の仕事との兼ね合いもあり、今日ようやく外来で診て頂くことができた。
形成外科主治医Y医師によると、「痛みのほとんどは炎症」だそうだ。私が受けた再建手術では、まず、乳がん摘出のあと、大胸筋の下にエキスパンダー挿入。そのあと、エキスパンダーを取り出して、今度は大胸筋の上に腹直筋皮弁挿入。その腹直筋皮弁の縫い目あたりがちょうど炎症を起こして痛んでいたらしい。
基本的に、この痛みは「がんが原因のものとは考えられません」とのこと。ほっとした。特に骨が痛かったので、「骨転移?」などと、いろいろなことを考えてしまっていた。こんなことをずっと続けていくのだろうな、と思いながら、Y医師の説明に聞き入る。
胸の傷跡も、お腹の傷跡も見せて、今後のことを相談する。
もう、スポーツクラブに行ってからだをいじめても大丈夫、と言われる。「ただ、そういうとき、時々痛くなりますよ」とのこと。そういうときにはスポーツクラブをしばらく休むなど、炎症をやり過ごす工夫が必要だそうだ。「エアロビクスでも、マシントレーニングでも。」と、形成外科主治医Y医師は笑って言う。「もちろん、整骨院でどんどんからだを整えてもらてください」とも。ありがたい言葉。「水泳もいいよ。」うーん、水泳か。まだ左の腕は伸びきらないから、もう少しかな、私としては。
だんだん体がもとに戻って行く感触。うれしい。とてもうれしい。でも、来年2月には子宮筋腫の摘出手術で、もう一度入院。「いつまでも病院と縁が切れませんね」とY医師。「いいんです、病院に来て元気をもらってますから」と私。子宮筋腫の摘出手術は腹筋を切ることはないので、それほど負担ではないと思うよ、とY医師のうれしい言葉。
通院する患者に元気を与えてくれるこの病院。ほんとうにありがたい。
これからもうまく行きますように…。