子宮筋腫摘出手術を振り返る(2)
週末を入れるとジャスト2週間、実質的には11日の入院だったが、婦人科、形成外科、乳腺外科の先生方が見に来てくれて、明るい気持ちで過ごすことができた。希望していた個室がなかなかとれず、結局4人部屋で過ごすことが多かったが、他の患者さんはみな子宮がんで、多少申し訳ない思いがあった。「すみません、子宮筋腫なんですよ。でも、もともとは乳がんです」と、自己紹介が長くなっていた。
ステロイドはその後も服用しつづけ、皮膚科の外来に最初は1週間おき、次は2週間おき、次は1か月おきに通い、本当に少しずつ、少しずつ減らしていった。最後の外来はゴールデンウィークが終わった頃だったと思う。
そして、「ムーンフェース」!!!これがすごかった。顔がまん丸に。「服用が終わってから2か月後には治るはず」と言われていたが、本当にそのくらいかかった。4月末に友人の結婚式があったのだが、むくんだ顔で出席した。ローラーをつかってマッサージしてみたり、むくみとりの化粧品を試してみたりしたが、全く効き目はなかった。
皮膚科医によると、「手術のストレス」による蕁麻疹は、あまり珍しいことではないそうだ。友人の妹さんも、かなり大きな心臓手術のあと、激しい蕁麻疹が出たということだった。「体質が変わってしまったのでしょうか」と皮膚科医に聞いてみたが、「体質はそんな簡単には変わりません」と一蹴された。
いずれにしても、ステロイド、魔法の薬。あんなにひどかった蕁麻疹があっという間に良くなった。その後のムーンフェースも含めて、いろいろな経験をさせてもらった入院だった。