ホルモン療法副作用のサイクル・・・今度は骨粗鬆症
昨年(2011年)2月末に子宮と卵巣を全摘出したので、事実上閉経が確定。タスオミンとリュープリンでの治療もそこでストップ。
閉経後に利用されるアロマターゼ阻害剤「アロマシン」に変更。飲み始めて1年と4か月ほどになる。アロマターゼ阻害剤の主な副作用として関節痛や関節のこわばりなどがあるが、それ以外に大きなものが骨粗鬆症。
どうも、私もその予備軍に入ったらしい。今週の外来。先週の骨量の検査の結果を聞いた。アロマシンを飲み始めたころから比べて下がってしまい、乳腺外科主治医D医師がめずらしく眉をひそめて「低いですね~」とのこと。エックス線を使っての骨量検査だが、腰椎で測ると実際より良い数字が出てしまうことがあるので、大腿骨で測定するのだそうだ。パソコン画面に私の左の大腿骨が映っている。そのほかに数字やグラフがいろいろと出ていて、私の年代の人の骨量の正常値の下限にぎりぎり乗っているか、そのすぐ下に×印がついている。あれ~、という感じ。牛乳はやめてしまったが、バランスの良い食事、ウォーキングなど、気をつけてきたからだ。
これ以上骨量を下げないための治療が始まることになった。ボナロンという経口薬だが、骨転移の点滴薬ゾメタと同じビスホスホネート製剤。あとで調べてみると、ゾメタは、骨転移の治療薬としては保険認可されているが、骨粗鬆症の治療薬としては認可されていない。
同じビスホスホネート製剤なので、副作用も同じ。顎骨の壊死の可能性である。10月からボナロンの投薬を始めるので、それまでに歯科治療をすませておくように、とD医師の指示。虫歯は治療済みだが、気になるところがいくつかある。しかし、昨年から放置してしまっているので早急に始めなくては。
乳がんの再発防止のためのホルモン療法→副作用で骨粗鬆症の可能性→骨粗鬆症悪化防止のためのビスホスホネート製剤→副作用で顎骨壊死の可能性→今度は何が?
乳がん治療のための投薬が副作用のサイクルを生んでいる。骨粗鬆症は厳しい。まだ50代なかば。
・・・これ以外にも気になることが最近あるのだが、それはまだ別に記録しておきたい。8月初旬にその件で、整形外科の初診がある。
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