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2010年5月15日 (土)

お世話になった看護師に胸を見せに行く

形成外科外来にて、2度目の抜糸があった。今回は皮膚移植した乳輪部分も抜糸。さらに、乳頭部分も1,2か所を除いて抜糸。1,2か所残しておくのは、Y医師によると、「いちどに抜糸してしまうと、陥没しやすいと感じる患者さんが多いから」ということだった。乳頭は皮膚なので、きれいなピンク色。乳輪部分は皮膚移植の部分が赤くなっているので、逆にリアルな感じがした。白くむけたようになっているところが多く、きれいとは言えない。尋ねてみると、そのうちかさぶたがむけます、とのことだった。手作りの乳頭キャップを見せると、Y医師は「これは良いよ!」と言ってくれ、外来の看護師も「あらぁ、手作りですかぁ」とニコニコしていた。時間をかけて作って頂いた大切な乳頭だから、しっかり護らなくては。次回は3週後に外来診療となった。私はやはり縫ったあとが赤くなっており、3週間後の様子で、ケロイド防止のステロイド軟こうを使うかどうか決めましょう、ということだった。

外来を終えてから、病棟行きのエレベータに乗り、昨年お世話になった乳腺外科の病棟に向かった。誰とアポを取っているわけではないが、この胸を、あの辛い全摘手術を一緒に乗り切ってくれた看護師さんたちに見てもらいたかった。ナースステーションに行って、担当看護師の名前を言ってみると、ラッキーなことに、彼女がいた!そして、「あらぁ、どうしたんですか」と走るようにナースステーションから出てきてくれた。「胸ができたんです!」というと、「あぁ、見たいです、見たいです、見せてください!」と、私の服を引っ張るように処置室に連れて行き、「処置中」の札を外に下げ、私が服を脱ぐのを待っている。

「今日、乳頭乳輪の抜糸だったんですよ」というと、「あぁ、そうですか、よかったですね。あれからどのくらいになりますか」と聞くので、「全摘手術が2009年の6月9日でした。昨年の今頃はセンチネル生検で入院しましたから、本当に、1年になります」というと、「そうですか。長くかかったけど、再建できてよかったですね」と喜んでくれた。ブラを外して、見せると、「あらぁ、きれいにできましたね、よかったですね」と自分の胸ができたかのように喜んでくれた。指でそっと乳房を押して、「あぁ、これは、本物ですよ!」と。「自家組織で、エキスパンダーで伸ばしてから再建したから、やはり、これが一番きれいな再建ですよね」。お腹の傷も見せたが、「だんだんきれいになっていきますよ」と励ましてくれた。

そこへ、当時お世話になった別の看護師さんも入ってきて、「あらぁ、ちょっとやせましたね。何キロやせたの?顔が小さくなっちゃって」と言いながら、胸を見て、「本当によかったですね」と喜んでくれた。

両側全摘という大きな手術のあと、左のエキスパンダーが感染して、10日後に取り出すことになってしまった。あのときおろおろしていた私の手をしっかり握り、何十分も泣かせてくれた彼女が、今、「毎日変わらず同じ仕事してますよ~」といって微笑んでくれた。このお正月以来の再会だったが、相変わらず輝いていた。きっと、毎日毎日、第2の私、第3の私に血の通った温かい看護をしてくれているのだろうなと思うと、それだけで、もう胸がいっぱいになってしまった。

「次は刺青終わったら、必ず見せに来て下さいね」と言われ、約束して病棟を辞した。優しく、我慢強く、温かい彼女は、自分がどんなに「すごい」ことをしているか、意識していないに違いない。そんな彼女にまた癒しと元気をいただいた、いい日だった。

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