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2009年12月 4日 (金)

どんな再建を望むのか

乳がんになって初めて「乳房再建」を知った。それまでそういう言葉があることも知らなかった。周囲に乳がんをわずらった人はいたが、失った乳房をどうするのかを語り合うほど親しくはなかった。親戚には誰もいなかった。そもそも父方を見回しても、母方を見回しても、がん患者はほぼ皆無である。

そんな中で「流れ弾に当たった」かのように乳がんにかかった。自宅に近いからという理由で通い始めた病院が、乳腺外科と形成外科の連携が良く、一期再建を基本とする乳房再建について、患者に積極的に情報提供していた。「再建」を私に切り出したのは、乳腺外科の主治医D医師だった。告知から全摘手術までの短期間に、失った乳房を形成する医学についてインターネットや書籍を手当たり次第調べた。

私はとても幸運だったと思う。乳腺外科の主治医D医師が院内紹介してくれた形成外科のY医師は、失われた胸を形成することにより、それ以降のがん治療に積極的に取り組む気持ちを支援するという立場をとっていた。

現在は、がんの治療を受けながら、再建にむけて準備をしている。エキスパンダーで胸の皮膚を伸ばし、そのあとにシリコンインプラントでも、自家組織でも入れることができるように準備している。

この、シリコンにするか、自家組織にするか、という選択が非常に難しい。一方が他方より絶対的に良いということではなく、患者のライフスタイルや考え方により、選択が変わってくる。シリコンはからだにとっては異種なものだが、全摘時の傷あとから挿入することができ、からだの不要な部分に傷をつけることはない。自家組織による再建は、基本的にはからだの他の部分(腹部など)を大きく切って、そこから脂肪を取り出し、胸に移植する方法だ。これには、誠にいろいろな方法があり、一言では言い尽くせない。再建を望んでいる私にもよくわからないことだらけだ。

再建をされた方のブログもたくさんあるが、自分が同様にうまくいくという保証もない。私はすでにエキスパンダー挿入の段階で一度躓いている。シリコンインプラントにしても、自家組織にしても、メリットとデメリットをよく把握して、からだへの負担(たとえば、自家組織再建での腹部の大きな傷)と、QOLと、胸の見栄えと、自分の気持ち(満足感)とを比べ合わせて決めて行かなければならない。また、そのための情報をきちんと集めなければならない。

私は右乳房は全摘以外の選択肢はなかったが、左乳房は希望すれば温存も可能な状況だった。しかし、温存して放射線治療をする選択肢より、全摘して左右をそろえて再建することを選択した。それが乳がん治療での最初の大きな決断だった。

今度は再建の仕方について大きな選択をすることが必要になっている。形成外科のY医師との間では、すでにかなり前から「腹部からの自家組織(遊離皮弁)で」という話になっており、自分でもある程度納得してはいる。しかし、本当にこれでよいのか、シリコンの方がからだに負担がかからないのではないか、という不安感に定期的に苛まれる。胸の方は、自分の脂肪で作るので柔らかく自然な胸ができるらしい。しかし、お腹を横に長く切って、大丈夫なのだろうか、胸がきれいになっても、お腹がつらくなってしまったら、仕事に差し支えるのではないだろうか、という不安も出てくる。そもそも、本当にきれいな胸になるのか、という疑問さえ浮かんでくる。

こればかりは、個体差があるので、「私は大丈夫だったからあなたも大丈夫」と言ったシンプルな話にはならないと思う。

再建手術まであとちょうど2か月。気持ちはまだまだ揺れている。

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