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2009年5月15日 (金)

母という生き物

5月15日(金)

昨日のD医師とのアポに母をようやく同行することができたのは、治療方針も定まり、以前のアポのように切羽詰まったものでなくなったからだ。

今まで健康優良児の見本のようだった娘にいきなり乳がんというレッテルが貼られ、母は、まずその事実を受け入れるのが大変だったようだ。また、彼女の親友1名以外、誰にも(親戚にも)話さないように頼んでいるものだから、自分の気持ちを共有できる人が少なく、さびしい思いをしているようだ。

そんな母に対して申し訳ないという気持ちを持ちながらも、母と、治療方針について真剣に話し合うことはできない。母と話すと、話がだんだんずれてきて、「こんなことになってしまって、母親である私が悪いのかしら」とか、「あなた、本当にかわいそうに」とか言い始めるからである。

現実を直視してどう乗り切るか、というタフな話題には巻き込まない方がよいと思い、結局病気の勉強・情報集めと、T氏との相談とに多くの時間を費やし、母と過ごす時間がずいぶん減ってしまった。

昨日のD医師とのアポ、彼女は私の横にちょこんと座って、遠くなった耳をいっしんに傾けて彼の説明を理解しようとしていた。しかし、話の途切れ目に彼女が口を開くと、「私の胸を娘にやりたい気持ちでいっぱいです」とか、「この子は本当に冷静に対応してくれているので、立派だと思っているんですよ」とか、本当に「母親らしい」言葉が飛び出してきた。

昨日はもう治療方針も定まっており、私の気持ちも波立っていなかったので、母のそのような発言も、苦笑いでやりすごすことができた。

「母は強し」と言うが、こういう状況でこのような発言ができる「母」という生き物は本当に強いと思う。娘を信じる強い意志の力を感じるからだ。80歳にもなって娘を看病しなければいけなくなってしまった母。全摘手術が終わったら、柔らかくて美味しいものを食べに連れて行き、心からの感謝の言葉を言いたいと思っている。

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