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2009年5月 8日 (金)

乳がんと診断されるまでの経緯 (9)

5月7日(木)

午後2時からD医師の診察。今日は、1日の骨シンチとCTの結果を聞くのが主な目的である。以下、D医師の所見。

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骨シンチの所見では、骨への転移は見当たらない。CTの所見では、肺、肝臓への転移は見当たらない。リンパ節に関しては、いくつかのリンパと思われる小さな影があるが、これは、造影剤の影と思われる。したがって、現在の段階では、明らかなリンパ節への転移は見当たらない。

CTの写真とMRIの写真は、左右乳房内のがんの位置について、所見が一致した。

左右全摘手術という手段をとるとすると、術前化学療法はおそらく必要ない。また、術後化学療法も不要となる可能性がある。ホルモン治療のみでまかなえる可能性がある。

今後は、センチネルリンパ生検により、リンパ節への転移があるかどうかをより詳しく調べる必要がある。

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このあと、来週月曜日にセカンドオピニオンのために訪れるG病院に持参する追加の資料を作成していただき、センチネルリンパ生検のための入院日程などをお話しいただいて、今日も約1時間のアポを終えた。

センチネルリンパ生検は手術室でなければできない検査、「手術ですけど」とD医師。高度先進医療に区分されるため、保険診療ではない。現在、日本乳がん学会等は、この検査を保険診療にするよう、厚生労働省に働きかけており、そのためのデータベース作成を、病院の枠組みを超えて行っていることを聞いた。私もそのデータベースの一部となるのである。そのために、各医師は入院患者ひとりひとりに説明を行い、同意書をもらっているということであった。センチネルリンパ生検を効果的に用いることにより、リンパ節転移がないことがわかれば、乳がん手術とセットで考えられていたリンパ節郭清(腋の下のリンパ節をまとめて切除すること)が不要となり、手術後の浮腫や痛みが激減するそうだ。どの病院で治療を受ける乳がん患者もこのような恩恵を受けられる日が早く来なければいけないと思う。

私のセンチネルリンパ生検は5月18日に始まる週のどこかで2泊3日、局所麻酔で行うこととなった。左右で約1時間かかるとのことである。私は両側乳がんなので、何でも乳房2つ分の時間がかかる。入院日は2日前~前日にならないと連絡が来ないということで、準備しておくように、ということだった。

手術前の検査として必須の肺のレントゲン写真、心電図、呼吸機能検査を行い、入院予約の手続きを行って、今日の診療は終わった。

いずれにしても、骨、肺、肝臓への転移は今のところ見られないということを聞き、本当にありがたく、ホッとする思いであった。ただ、浸潤がんは、浸潤となった時点で体には回っていることを前提としなければならず、これで、両側乳房を全摘したことで完治する、と考えるのは気が早い。それでも、明らかな転移は見当たりません、と言われると、肩の力が抜けて、思わず、D医師にニッコリと微笑んでしまった。

来週月曜日はセカンドオピニオンのためにG病院へ。「あなたが考えていることをしっかり説明し、治療方針についてG病院がどう考えるかをしっかり聞いてきてください」と言われた。セカンドオピニオン外来には保険がきかず、自由診療となる。「せっかく高いお金を払っていくのだから、時間を有効に使って、しっかり聞いていらっしゃい」とD医師。そう、30分で3万円なのである。D医師によると、セカンドオピニオンには2種類がある。ひとつは、自分が今かかっている病院に信頼感を持ってその治療方針に従おうと思っているのだが、それが適切であることを確認するというもの。もうひとつは、今かかっている病院の診断や治療方針に疑問があるので、他機関の意見を聞いて判断の材料にしようというもの。私は明らかに前者であるが、やはり、権威ある他機関の意見がD医師の見立てと同じであれば、一層の信頼感を持ってD医師に命を預けることができるだろうと思う。

入院予約窓口では、「高額医療費の限度額適用認定証」について聞いた。他の方のブログでも拝見していたが、入院のときにかかる費用が一定額を超えると戻ってくるのだが、それをあらかじめ差し引いて支払うことができる、という大変ありがたい、新しい制度で、職場に入院前にその認定証を申請しなければならない。私も早速申請しなければ、と思った。

http://profile.allabout.co.jp/pf/fp-hadano/column/detail/10679

診療を終え、早速T氏、妹、親友に携帯メールを打つ。「骨転移なし!肺転移なし!肝臓転移なし!リンパ節、現時点での明らかな転移なし!」 全員から喜びの返信が携帯に戻ってきて、自分も胸がいっぱいになる。

乳がんになってしまったことはもう否定のしようもなく、全摘をしなければならないのなら、それはそれで仕方がなく、そのあとの予後をどうしていくか、私の関心はすでにそちらに移っている。いつか転移するかもしれない。乳がんは再発率の高いがんらしい。でも、また、そのときはそのときに対応しよう。先回りの悲しみはやめて、今を大事にしていこう。

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