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2009年5月14日 (木)

時間がない (2)

5月15日(木)

この病気になり、初めて認識したことのひとつに治療には選択肢がある、ということだった。特に今の私のようにこれから治療を始める、という場合には、ある程度先を見通してから、現在を考えることが必要になってくる。

最初にD医師と会った時、彼が「治療方針を決めてから、それに必要な検査を決める」と言った。1か月前の私はそれが理解できず、なぜ、こんな大きな病気なのに、すべての検査をしてくれないのだろう、と思っていた。その意味が今になると少しわかる気がする。

大切なのは、患者本人の気持ち、意見、意識だが、医師の話を受け身で聞くだけでなく、患者自身も真剣にこの病気を勉強し、治療法について情報を集め、その上で自分の希望を伝えられるようにしなければ、医師からの前向きな治療への提案も出てきにくいことが、今回の経験で少しずつわかってきた。

整骨院のY院長は、「オプションがあって、そこから選択できる状況を作り、その上で自分で選んだという意識が、それから先の治療がうまくいくために重要だ」と言っていた。書籍やウェブサイト、闘病している方のブログなどを勉強して知識を増やし、さらにセカンドオピニオンで専門家の意見も聞き、自分にオプションがあることを知る。このことが、患者本人として少しずつ進歩する方法なのか、と、今思う。

この病気には色々な治療法があるようだ。治療の方法も、治療の順序も画一的ではない。それを決めていくプロセスに患者が主体的に入っていくことで、患者自身の心構えがしっかりし、自分をより客観的に見ていけるのではないかと思う。そして、メンタル的にもずっと楽になり、前向きに治療に取り組めるのではないか。

しかし、悲しいことに時間がない。普通どおりに仕事をしている。職場の人はほとんど誰も病気をしらないから、普通どおりに仕事を持ってくる。締切を設定してくる。それにも応えなくてはいけない。がんについての勉強をしたい。本を読みたい。何より考えたい。知識を増やしたい。でも、時間がない。

そんな葛藤の中でもがきながら、周囲の信頼する人々と相談し、ここまでの結論になんとか達することができて、よかった。まだまだ勉強することは山積している。しかし、とりあえず、今日の午後2時のD医師とのアポでは、自分の希望をはっきり言うことができる。

この病気にかかった皆さんが、きっと同じような気持ちで毎日を過ごしているのだろうと思うと、ネットという手段を通して自分の経験や考えを客観的に伝えていくことが大切だと感じる。

疲れて外に出られなくてもアマゾンで本を取り寄せることができ、薬について知りたければ検索することができる。この便利な手段がなかった時代の人たちの情報収集の苦労はいかばかりであったろう。

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