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2009年5月23日 (土)

センチネルリンパ節生検入院 (4)

5月23日(土)

お昼ごろ、無事に退院してきた。昨日は…。

午後1時30分 リンゲル液と「ボーっとなる薬」の両方を点滴しながら、手術室に入る。両側乳がんのため、左右の腋の下が検査の対象。そのため、点滴も腕を使えない。通常はがんになっていない方の腕を使うそうだが、私は両方ががんなので。左足の甲から。とても居心地が悪い。

ストレッチャーから手術室の台に移り、腕を腕台に固定される。広い範囲で消毒され、体全体が青いシートで覆われる。顔の上部に棒が渡されていて、これがシートを浮かせて、息ができるようになっている。シートには、比較的大きな穴が開いていて、周囲がステッカーのようになっており、裏紙をはがして、患部(腋の下)にあて、固定するようになっている。

D医師が青い手術着、キャップ、透明なゴーグルのような眼を保護するもの、マスク、といっていで立ちでやってきて、「これから始めます」と挨拶してくれる。医師3名、補助の看護師2名。D医師が切り始めるときに「お願いします」と大きな声をかけ、それに全員が応えた。

手術はまず右側から。切るところを決めるとその周囲に局所麻酔を注射する。「センチネルをオンにしてください」と医師が言うと、看護師が機械をオンにする。医師が太い鉛筆のような操作部を患部に近づけると、ちょうど「ガイガー・カウンター」のように、ピーピーという音がして、遠ざかると音が弱まる。それを目当てに切って行くらしい。何分かかっているのか、局所麻酔であまり痛みはなく、さらに「ボーっとする点滴」で眠くなっているので、はっきりとしない。しかし、電気メス(らしい)が、麻酔の効いている部分から効いていない部分に移動するととたんに激痛が走る。痛いときはすぐに言うようにと言われていたので、「痛いです!」というと、追加の麻酔がすぐに注射される。「○○3ミリです」、と薬剤の名前を読み上げる看護師の声が聞こえる。右側だけで追加の麻酔は3回お願いしたと思う。右はなかなかリンパ節が見つからないらしい。しかし、ようやく見つけたらしいD医師の声が聞こえた。リンパ節捜索を終えて血液や体液を吸い出しているらしい音、さらにパチンパチンという音をたてながら縫っている音などがはっきりと聞こえる。「右側が終わりましたよ」とD医師が声をかけてくれるので、「見つかりましたか」と聞くと、「1個取れました」とのこと。

左に移っても、全くおなじプロセス。私は右から左に移る頃が最も意識がもうろうとしていたようだ。左は比較的すぐに見つかったらしく、「あった」とか、「それだ」などという声が聞こえる。前日のD医師の説明では、リンパ節は小さく、脂肪に包まれており、また、そこには神経も走っているため、取り出す作業には細心の注意が必要だ。左は1回のみ麻酔の追加をお願いし、あまり痛みを感じずに終わった。「いくつありましたか」と尋ねると、「センチネルの機械で音が出た3個、それに、そのすぐ近くにあった、音のしない1個を取りました」とのことだった。

手術室には終始クラシック音楽が流れていたが、どこかで、イージーリスニングのようになり、記憶が正しければ、「スパイ大作戦のテーマ」が何度も繰り返してかかり、賑やかだった。当然音量は絞ってあったが。なんだかユーモラスな感じがした。

傷口にはテープが2重に貼られ、医師、看護師の皆さんが消毒液をふき取ってくれ、ストレッチャーに載せられて、手術室の入り口で、病棟の看護師が迎えに来てくれるのを待つ。意識がはっきりしていないのだが、手術の補助をしてくれた看護師に聞くと、手術室に入って2時間。手術そのものは1時間半かかったとのことだった。病棟の看護師が来て、その後ろに妹の姿も見え、白衣に着替えたD医師が自らストレッチャーを押してくださり、病室に戻る。

とても喉が渇いていたので、「水を飲んでもいいですか」と看護師に聞くと、「どうぞどうぞ。飲食自由ですよ。それが局所麻酔のいいところですから」とのこと。ベッドに起き上がって水を飲み、向いのベッドの方に頂いた不二家のプリンを食べる。でも、このときは、水もプリンもあまり味がしなかった。

疲労感と、「ボーっとする薬」の余波で、すぐにも眠ってしまいそうだったが、妹と少し話をしたりして過ごす。ベッドから最初に立ち上がる時には、必ず看護師を呼ぶように、と言われていたので、最初のトイレには一緒に来て頂いた。少し床が浮くような感じがしたが、大丈夫。

妹が帰ったあと、D医師が来てくれて、次回の外来のアポを決める。おそるおそる、「先生の見立てはいかがでしたか?」と聞いてみると、「右側の1個は、まず大丈夫だと思います。左側も、触ってみた感じでは、これはいかん、という感じはしませんでした。本当にがん化しているリンパ節は硬くなっているのですぐにわかりますから」とのこと。ただ、「がん細胞は2ミリ以下の場合は、触ってもわからないので、きちんと顕微鏡で見ない限りは何とも言えません」とも言われた。左は浸潤がんなのだから、転移していても少しもおかしくはない。

次回の外来のアポは2週間後。このリンパ節の検査に1週間から10日かかるので、D医師の外来の日を考えると、2週間後の6月4日(木)しかない。この日に、リンパ節転移の有無がはっきりする。そして、なんと、翌日5日(金)には入院、そして次の週の9日(火)に手術、ということになりそうだ。私は、転移していても、術前の化学療法ではなく、すぐに全摘という希望を伝えてある。

夜は37.3度まで体温が上がり、一度だけ頓服を飲んだが、それ以上は上がらず、痛みを感じることもあまりなく、ぐっすり眠れた。あれだけ切って、あんなに中を探ったのに、これしか熱が出ないなんて…。今朝は平熱。朝食を頂き、手術の介助に入ってくださった若い医師の回診を受け、退院することができた。

少しずつ物事が進んでいく。自分の未来、自分の時間を手に入れるための、大切なステップだ。前向きに取り組んで行こう。

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